革細工を始めたい④
型紙作り
レザークラフトでは、型紙が正しくできていないと作品はできません。
型紙がしっかりできていれば、型紙通りに作っていけば作品が完成します。
型紙は設計図のようなものです。しっかり設計図を書けば、しっかりとした作品ができます。
型紙の設計をします。
設計といってもやり方は自由です。
完成品を想像し必要なパーツのサイズなどを書き出していきます。
紙に手書きでイメージ図を書いていくとやりやすいです。
イメージが完成したら、実際に紙に正確な寸法で実際の大きさで書いていきます。
最初は手書きでもいいですが、正確に作るには、パソコンのソフトを使用した方が
便利で、精度の高い物が作れます。
また、パソコンで保存しておけば、後々使う事も手軽にできます。
設計の為のソフトは一般的にCADと呼ばれる者になります。
CADにも色々な種類がありレザークラフトの場合は二次元のCADで十分なので
無料で使用できる物もたくさんあります。
特に曲線はCADを使うときれいに描けます。デザイン性の高い物を作流のであれば曲線は必須だと思うので、CADを習得することをお勧めします
型紙の切り取り
型紙を作り終わったら、厚紙に貼り付けて切り取りします。
パソコンで型紙設計をした時は印刷をしましょう。
家にプリンターがなくても、コンビニでも印刷が利用できます。
薄い紙のままですと、革の型にしたときに紙がゆがんでしまって正確な形で切り取る事ができなくなってしまいます。
せっかく設計図も作ってもそれでは台無しになってしまいます。
簡単にゆがんだりしない厚紙に貼り付けるとそれを防ぐことができます。
厚紙の貼り付けにはのりを使います。
ここではゴムのりで貼り付けをします。
型紙を印刷した紙と厚紙の両方にゴムのりを塗ります。
ゴムのりが少し乾いてきたら、厚紙と型紙を貼り付けします。
上から全体をガラス板などで軽く押さえて、型紙と厚紙の貼り付けは完了です。
ゴムのりは革同士の接着にも使えますので1つ持っておくといいでしょう。
切り取るときは、切り口がガタガタにならないよう、刃の動きを止めずに切り取ることです。
切り口がガタガタになると革を切り取るときに、刃が引っかかりきれいに切り取ることができません。
革で失敗するよりも、紙の時に失敗したほうがやり直しするときの負担が少なくできます。
厚紙の切り取りは革を切り取る練習と思ってやるといいでしょう。
厚紙を切り取る道具としては、カッターナイフでも良いですが刃を常に新しくして使うと細かいところまできれいに切り取ることができます。